まるの輪2018の新酒ができました

「まるの輪」は、兵庫県篠山市にある小さな集落「丸山」でそこに集まる人たちとさらにその輪が広がることを願って、2015年から造りはじめたお酒です。

今年もたくさんの方に除草や稲刈りなどをご協力いただいたおかげで、無農薬・無肥料・天日干しの美味しい酒米を育てることができました。小さなお子さんにもお手伝いいただき、可愛い声が集落丸山に響く楽しい時間となりました。

酒造りは明石の茨木酒造の杜氏・茨木幹人氏にお世話になり、精米80%・生酛造りで米の旨みをいかした味わい深いお酒に仕上げていただきました。

今年も「まるの輪」を通じてたくさんのご縁が繋がり、さらに温かくて大きな円を描くことを願っています。

杜氏からのメッセージ

Kura

今期まるの輪の米作りに携わり、澄みきった秋空の元、稲刈りを参加者の皆さんと行った米で酒造りが出来る事はとても楽しい経験でした。集落丸山で無農薬で育ったお米の魅力をより生かそうと、天然乳酸発酵の「生酛」と呼ばれるスタイルの酒造も良い選択だったように思います。

私達兵庫の酒蔵は昔から丹波杜氏との繋がりが強く、彼らが得意としていたスタイルが「生酛」でした。今では少なくなった手法ですが、今回の酒造りに選ぶ事で、まるの輪の純米酒がより魅力あるものになりました。

五百万石の特徴である、スッキリとしたキレの良い味わいと、生原酒・原酒とも麹の旨さが広がります。普通の純米酒ではその印象で終わるところ、今回のお酒は、生酛ならではの特徴的な酸の雰囲気が余韻として残るのが非常にユニークです。地域毎に伝統的な発酵食品が見直されていますが、丁寧に作られたそんな食材との相性が抜群と思います。

2018年3月吉日 茨木酒造 杜氏 茨木幹人